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第50回ふくやくセミナー報告(3/25実施分)

更新日:2018年04月13日

「ふくやくセミナー」では、毎回、様々な分野の医師から専門的なお話をしていただき、
ご参加の皆さまに定期アンケートを実施しています。
先日のふくやくセミナーでは、糖尿病・腎疾患についてのセミナーを実施しました。
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第50回 ふくやくセミナー
平成30年3月25日(日) JR博多シティ10F 大会議室
■12:45~14:15「糖尿病患者におけるインスリン抵抗性と血管合併症」
       講師:九州医療センター代謝内分泌内科 医長 的場 ゆか先生
■14:30~16:00「保存期腎不全と末期腎不全患者の薬物療法」
       講師:池田バスキュラーアクセス 透析・内科クリニック院長 池田 潔先生
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*糖尿病も腎疾患も興味のある分野であり、大変勉強になった。
*医療センターでの具体的な薬物選択などが聞けて参考になった。
*DM、腎疾患に関して、多くの患者様が関わっている疾患について改めて勉強できることができた。
*臨床の場での薬剤選択、検査時の注意点などが分かりやすく説明されていた。
 血糖コントロールだけにとらわれず、高齢者への配慮する必要性も感じた。
 腎機能を評価するだけではなくK値やP値なども確認しなければいけないと思った。
 今後透析治療が変化するようなので再度講演が聞けたら良いと思う。
*糖尿病治療におけるDr.の考え方が聞けた。
*透析に関するお話はなかなか機会がないのでとても分かりやすく勉強になった。
*薬の使い分けについて学べたので良かった。
*症例を出してくださったので良かった。参考になった。
*専門Dr.より処方(薬)の選択方法や変更理由が聞けてよかった。
*腎臓病の治療の薬物療法の考え方が分かりやすかった。
*門前の病院に腎内科があるので、減量や目標値が分かってよかった。
このように、医師の方から糖尿病や腎疾患の基礎的な部分から深い内容までの話が聞けて勉強になったとの
声が多かったようです。
その他、貴重なご意見もいただきましたので、今後のセミナーに活かしていきたいと思います。
 
また、「ふくやくセミナーで、他にも聞いてみたいテーマ」については
*ガン全般の話(最新の知見、薬物療法、薬剤の選択、基本的なこと)
*疼痛、緩和ケア、外来がん化学業法
*病名より検査値をみる、検査値・心電図などの臨床検査の見方
*抗菌薬について・抗菌薬適正使用のための実際の薬剤師の活動について
*小児への服薬指導
*小児の循環器系、適応外処方(婦人科で)
*妊婦、授乳婦
*呼吸器疾患のテーマで、専門外の医師に検査や処方に関すること
*リウマチに関すること
*投薬時、DM薬や高血圧治療薬、高リン血圧治療薬などの注意点をどう説明していけば継続して
 服薬してもらえるのか、食事における注意点をどの位の頻度で説明しているのか
*吸入薬、アトピー、抗精神薬などについて
*かかりつけ薬剤師について
*ポリファーマシー対策
*輸液管理
*介護に関すること
など、ガンに関すること、小児や妊婦・授乳婦に対しての薬物医療について聞いてみたいという声が
多かったように思います。
 
さらに、今回は「認定薬剤師の単位取得」「退職金制度」についてもお聞きしました
「認定薬剤師の単位取得」については




 このように、認定薬剤師資格の更新や、初めての認定薬剤師資格取得に向けて受講しておられる方が多数となりました。
取得手段としては薬剤師会等の研修会に参加されている方が多数で、他には「学会参加」といった手段で取得されている
方もおられました。

また、受講費等の勤務先からの補助については



勤務先からの補助があり受講や単位取得をしておられる方は半数以下である結果となりました。
補助がある方は
*全額負担
*学会参加費の補助
*研修受講料の補助
*eラーニング補助金がある、または会社指定のeラーニングのみ補助あり
*出張伺にて許可申請をする
*認定取得後に補助が出る
といった内容でした。
医療・福祉関係などの業界では、資格をとることによって出来る仕事が変わってくる(法的にその仕事に携わる
ことができるようになる)ため、こういった勤務先からの費用補助がレベルアップ、モチベーションアップに
つながることは多いと考えられます。
 
次に「職場の退職金制度」については


このように勤務先に退職金制度がある方が多数という結果となりました。
内容としてはほとんどが支給要件(勤務年数など)や計算式が決まっているようです。
中には「勤務先に制度はあるがその内容をよく把握していない」という方もおられました。
 
さらに、「職場選択の際の退職金制度についての重要度」についてお聞きしたところ


「退職金制度がある職場が優先」という考えと「給与や休日、福利厚生が充実していれば良い」という考えが半々の
結果となりました。
昨今、退職金制度が多様化し、また、確定拠出年金など新しい形の退職金の受け取り方が現れてきました。
今後も退職金制度はその形を変えていくものと考えられます。
その時に柔軟に対応できるかどうかが私達に求められる課題となってきます。
そのためにもまずは、現状の退職金制度について理解を深めておく必要があります。
自分の勤める会社の退職金制度はどのように定められているものなのかを知り、それをこれからどのように
運用していくかを、一度立ち止まって考えてみたいですね。


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